2011年1月4日火曜日

タイムズスクエアでカウントダウン

新年明けましておめでとうございます。

本年も、日々、思い、感じ、学んだことを不定期ですがアップしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、年始年末ですが、人の多いところで年越しをしたかったので、ニューヨークに行ってまいりました。ボストンからだと、バスで4~6時間ほどで行けます。値段も片道10~20ドルくらいです。今回のニューヨーク滞在については、いくつかに投稿を分けて書こうと思います。まずは、メインイベントのタイムズスクエアでのカウントダウンについてです。

(今後、タイムズスクエアでのカウントダウンをされる方の参考になるよう、けっこう情報を入れたので、長くなってしまいました。スクロールしながら、写真だけでもお楽しみください。)

タイムズスクエアの新年
 
このイベント信じられないのですが、100万人(真偽は定かではないですが公式サイトより)の人がタイムズスクエアに集結して、カウントダウンを祝うという祭典です。それだけの人をコントロールするには、当然厳しいルールがあります。
それは、「荷物検査を終えて、柵の中に入ったらもう出られない」のです。
正確に言えば、出られるのですが、出たら戻ってこれないのです。午後1時くらいからこの柵が作られ始めます。いっぱいになった柵から、どんどん閉じられていきます。閉じられたら最後まで、その地で、12時を待ち続けなくてはなりません。この柵の周りは、警官が厳重体制で見張っています。

これにより、以下の苦難を10時間近く強いられます。

  • 寒さに耐えなくてはいけない
  • トイレに行ってはいけない(人によってはオムツをしていくみたいです。私はしなかったですが。)
  • 飲み食いしてはいけない(できるのですが、トイレのことを考えるととらない方が。。。)
  • そして、暇。。。
でも、参加しました。モチベーションの源泉は、ミーハー心だけです。。

30日の夜
下見に行ってみると、ライブ会場を作っていました。そして、有名人と思われる人がカメラの前で中継をしていました。だれでしょうか。


中継のカメラの周りを取り囲う大勢の人たち

有名人らしき女性
31日の朝
トイレ対策で何も食べず飲まずに我慢です。

31日の昼
せたが屋でラーメンを食べました。もったいないけど、汁は残し、コップに1杯の水を飲みました。


魚郎ラーメン

13:30
おなかをいっぱいにするために、チョコバナナクロワッサン(大)を食べました。
そして、ペリエを半分飲みました。(炭酸なので、いっぱい飲んだ気持ちになるけど、実際の水分としてはそんなに多くないです。)


これが最後の水分

14:00すぎ42stのライブステージに行くと、NYPDの警官たちが準備中。すでに、ライブステージ前の柵には大勢の人たちが入っています。一体、どうやって柵の中に入ればいいのだろうか、人の流れに乗りながら、右往左往します。警官に聞いても、"Move! Move!"と追い払われたり、"I have no idea."と情報を教えてくれなかったりと、助けになってくれません。そうやって、一か所に人が集まってしまうことを防いでいます。入れるところを自分で見つける運が必要です。ただ、よくよく警官の様子を見ていると、柵の入り口を作っていたりします。


準備中の警察官集団

淡々と交通整理する警察官

この大勢の人の中、右往左往

15:00すぎ
ようやく、一筋の希望が見えてきました。それは、荷物検査をしているところを発見したのです。場所は、48stです。ぎゅうぎゅう詰めで荷物検査に並びます。それは、もはや東京の満員電車のようでした。つま先立ちになったり、息が苦しくなったりしましたが、なんとか荷物検査終了。その時の私の荷物は、財布、携帯、鍵、カメラ、帽子、手袋、マフラー、新聞、以上です。テロ警戒のため、荷物は少ない方がいいです。



荷物検査を終えて柵の中へ

16:00すぎ
荷物検査終了で、柵の中へ。最初は興奮でわいわいするも、暇になります。そして、寒い。新聞を道路に敷いて、座りますが、地面からシンシンと冷えます。暇なので、最初のうちは写真で遊んでました。


下からの私

18:00
TOSHIBAのスクリーンの上に、大きなボールが浮き上がります。これが、カウントダウンの時に、落ちてきます。花火も上がりました。


光の玉がお目見え

狭いビル群で容赦ない花火

18:30
ピザを売りにきました。20ドルで8ピース。友人たちと購入しました。あったかくて美味しかったです。数分ですが、幸せを感じた瞬間です。ピザ屋のおじさん、みんなから、救世主扱いされてました。しかし、警察官には、厄介がられて、ピザの中身を全部チェックされてました。


あつあつのチーズピザ

あまりの人気で取材を受けるピザ屋のおじさん

それ以降
とにかく、暇です。TOSHIBAのスクリーンは、同じCMのリピート。クリスマスツリーが堂々と映し出されるのには少し違和感がありました。寒いので、足をこすります。摩擦ってありがたいなあと心の底から思いました。あとは、ひたすら人間観察。つぶやきシローに似た韓国人男性を見たり、私から新聞紙を盗んだ中国人のおばさんを見たり、寝ちゃったインド人の子供を見たりしてました。
たまに、ステージで、ライブコンサートをやっていました。48thからだと、音とスクリーンの映像だけなので、ライブの雰囲気はちょっとわからなかったです。でも、バックストリート・ボーイズが出てきたときには、沸きました。


世界のTOSHIBAのCMがリピート


違和感満載のクリスマスツリー

22:00
毎時間、小規模のカウントダウンがあります。いわば本番前の練習です。そして、この寒い中、結婚式が執り行われました。おめでとうございます!でも、寒いです。

22時の豪勢な花火

無理矢理テンションを挙げた友人の拳がシャッターの目の前に(笑)

新婦さん寒そうな結婚式

23:00
あと1時間。ここから、どんどん盛り上がるのかなあと思ったのですが、そんなことはなかったです。かなりトイレに行きたくなってきたし、足の指が感覚を失い始め、1分1分がとても長く感じ始めました。

23:50
イマジンの合唱が始まりました。ここで、100万人のスイッチが入りました。ここまで9時間以上一緒に耐えた100万人の戦友たちです。ここから先は、もう歓喜でいっぱいです。それは、新年を迎えることよりも、もうすぐにこの苦難から解放されることへの喜びだったのかもしれません。イマジンが相まって、世界平和を祈りました。

23:59
カウントダウン開始!1秒ごとに花火がズドーン、ズドーンと上がります。もう叫びしか出てこないです。100万人がみんなで数字を叫びます。寒さと緊張、興奮、感動で、声になっているかすらよくわかりません。スリー(ズドーン)。トゥー(ズドーン)。ワン(ズドーン)。


32!

4!

0:00
「ハッピーニューイヤー!!!!」しばしの叫びと感動の後、みんなで抱き合います。もうこうなると、誰と抱き合ってもいいです。歓喜のハグ。例のつぶやきシローとも、がっちりと。新聞を奪った中国人のおばさんにも満面の笑みで「ハッピーニューイヤー」とあいさつします。ひとしきり、感激の渦を堪能した後、その場を離れます。早く暖をとらなくては、とすぐに見つけた日本食レストランへ避難しました。


0:00の瞬間!

歓声と花火と紙ふぶき

空から大量に舞い落ちる紙ふぶき


暖を求めて帰途につく100万人

このカウントダウン、本当にいい経験でした。でも、もう1回やりたいかと言われると、即答で「No」です。。もし、経験されたい方がいましたら、大量のホッカイロとあと毛布を持っていく事をお勧めします。それから、暇つぶしに何かあれば、役に立つと思います。

というわけで、ニューヨークでの年始年末、第1弾でした。明日以降、第2弾をアップしようと思います。

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